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防犯カメラの種類(方式) |
アナログカメラ |
ネットワークカメラ |
HD-SDIカメラ |
防犯カメラの種類(形状) |
ボックスカメラ |
ドームカメラ |
赤外線カメラ |
ズームカメラ |
PTZカメラ |
特殊カメラ |
防犯カメラの機器構成 |
カメラ本体 |
レンズ |
カメラ取付金具 |
アダプター・電源供給ユニット |
ハウジング |
録画機(DVR・NVR) |
ディスプレイ・モニター |
配線・ケーブル |
防犯カメラ映像を遠隔地で見る |
パソコンから見る |
スマートフォンから見る |
タブレットから見る |
携帯電話から見る |
防犯カメラを設置する目的 |
威嚇効果で犯罪被害を未然に防ぎたい |
証拠を押さえたい |
離れた場所の様子を確認したい |
シュチエーション別 防犯カメラの選び方 |
暗い場所を写したい |
屋外に設置したい |
カメラが付いていることを気付かれたくない |
録画機も屋外にしか置けない |
人相・車両ナンバーまで認識できる映像を確保したい |
防犯カメラ 設置後に発生しやすい不具合ランキング |
1位:アダプター不良 |
2位:カメラ本体 |
3位:録画機 |
4位:赤外線LED(赤外線カメラの場合) |
5位:配線の不具合 |
6位:レンズ |
7位:工事ミス |
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アナログカメラとは?
アナログカメラとは従来までの一般的な防犯カメラ方式です。2005年くらいまでは防犯カメラ=アナログカメラ であり、進化するのはあくまでもDVR(録画機)ばかりでしたが、最近ではネットワークカメラやHD-SDIカメラの台東により、「防犯カメラを導入したいが非常に少ない予算しか用意できない」「おおまかな全体監視ができれば十分」「多くのカメラ台数を設置して監視できる」「限られた範囲の監視のみでOK」
というシュチエーションでしか活躍の場は無くなってきています。
アナログカメラの特徴 |
画素数 |
25万画素〜50万画素程度。メーカーや販売店によって総画素数で表記する場合と有効画素数で表記する場合で異なりますが、総画素数41万画素と有効画素数38万画素は同一です。2010年辺りから総画素数52万画素/有効画素数48万画素のアナログカメラも登場しましたが、このクラスのカメラでは画素数よりも水平解像度の方が映像として綺麗に表れるスペックだと思います。 |
価格 |
一番安価。数千円〜10万円程度まで(PTZタイプ除く)。 |
ケーブル |
同軸ケーブルと電源線。電源重畳タイプは同軸1本で可能。主に3C2Vを使用。 |
使い方 |
DVRに入力して録画監視。テレビの映像入力に差し込んで直で映像を見ることも可能。 |
録画 |
基本はDVRで録画。民生用のDVDプレイヤー、ビデオデッキでの録画も可能。 |
ネットワーク遠隔監視 |
DVRやカメラサーバーのTCP/IPによるWEBサーバー機能を使用して行うことが一般的。 |
撮影状況と選定する機種によっては十分に綺麗な映像を確保できますし、そもそも防犯カメラの用途は「全体像の監視」というケースが多いので 実際にはまだまだアナログカメラを活用する場面は多いですが、時代の流れというか業界の流れとして過去の商品と扱われる風潮となっています。テレビの映像入力に接続して、映像の閲覧だけという使い方にも根強い人気があります。
■アナログカメラの背面 |
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アナログボックスカメラの背面です。
BNC端子で映像出力を行います。少し上級機種ではVIDEO OUTとは別に点検用の映像出力端子も備えています(ポータブルモニターを用意すれば画角調整が一人でも行えます!)。左写真の機種は12V電源用の端子台ですが、アダプターがそのまま差せるように2.1mmDCジャックになっている機種も多いです。工事業者にとってはカメラ近くに100Vコンセントを設ける工法以外の時は端子台の方が都合が良い場合が多いです。 |
■アナログカメラのシステム構成 |


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■アナログカメラの映像 |
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写真はDVRを経由した38万画素アナログカメラの映像です。グレードで言えば中の上程度のデジタルデイナイトボックスカメラです。ぱっと見は十分綺麗なのですが、人相や車両ナンバーまで認識する映像を求める場合は難しいです。特にデジタルズームをすると完全に潰れた感じの映像になってしまいます。画面上の様子を大まかに把握する用途であればアナログカメラでもハッキリ言って十分です。
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アナログカメラは防犯カメラで一番歴史の古い方式ですので、適切な施工が施された場合であれば一番耐久性が高いと思います。ネットワークカメラやHD-SDIカメラを数多く施工していると、「アナログカメラならこんなトラブルはないのになぁ・・・」と思うケースに遭遇することが多々あります。
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